Smart -Web Magazine

WEB開発者に嬉しいステキ講座

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インストール後の設定

2009年8月6日 コメントの追加

BIND用コマンド

  • named.reload
    設定ファイルを修正したときにそれを反映させるコマンド。
  • named.restart
    DNSサービスを再起動させます。
  • named
    DNSを起動させるためのコマンド。
  • nslookup
    DNSのテストをおこなうためのコマンド。FQDNやIPアドレスで確認。

動作チェック

念のため、作成したnamedの設定ファイルのオーナーとパーミッションを変更しておいたほうがよいでしょう。これからの作業はrootで行います。

- オーナーをrootに変更
# chown root./etc/named/*

- パーミッションを444に変更
# chmod 444 /etc/namedb/*


namedの起動

namedはserviceコマンドで下記のように起動できます。

service named start

startオプションのほかに、再起動のrestart 、停止のstopがあります。

設定した情報を反映したい場合は、named.reload コマンドを使います。

# named.reload
Reloading Databese


nslookupによるnamedの動作チェック

nslookup を使ってホスト名からアドレスを検索したり、アドレスからホスト名を検索して異常がないか確認できます。

# nslookup 
> host_name.domain.co.jp(DNSサーバのドメイン名)
> xxx.xxx.xxx.xxx(IPアドレス)

セカンダリネームサーバの場合、デフォルトサーバの切り替えを行います。

# nslookup
↓セカンダリネームサーバのIPを入力します。
> server xxx.xxx.xxx.xxx

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ゾーンファイルの確認

2009年8月6日 コメントの追加

named.root ゾーンファイル

ルートドメインのネームサーバに関するデータを保持します。これがないと、自ら管理するゾーン以外の情報を検索する事ができないネームサーバになります。
 インターネットのルートキャッシュはFTPでftp.rs.internic.netのdomainから入手したnamed.rootをそのまま使うことができます。ルートドメインのネームサーバの構成は変更されることがありますので、定期的に確認する必要が有ります。

ファイル名: "root.cache","named.root"

設定ファイル以外に必要なファイルとしては、「/etc/rc.conf」と「/etc/rc.network」ファイルがあります。これらはシステムの起動時に利用されるファイルで、ネームサーバへのフラグの指定や、実際の起動を行っています。

root.cache

ルートキャッシュデータファイル

root.cacheファイルは、インターネットのDNSのルートサーバーを指定します。
これは、
ftp://ftp.nic.ad.jp/pub/internet/rs.internic.net/domain/named.rootで配布されているものを使用して下さい。
なるべく自分で最新版を取ってくることをお勧めします。

; This file is made available by InterNIC registration services
; under anonymous FTP as
; file /domain/named.root
; on server FTP.RS.INTERNIC.NET
; -OR- under Gopher at RS.INTERNIC.NET
; under menu InterNIC Registration Services (NSI)
; submenu InterNIC Registration Archives
; file named.root
;
; last update: Jan 22, 1997
; related version of root zone: 1997012200
;
;
; formerly NS.INTERNIC.NET
;
. 3600000 IN NS A.ROOT-SERVERS.NET.
A.ROOT-SERVERS.NET. 3600000 A 198.41.0.4
;
; formerly NS1.ISI.EDU
B.ROOT-SERVERS.NET. 3600000 A 128.9.0.107
;
; formerly C.PSI.NET
;
. 3600000 NS C.ROOT-SERVERS.NET.
C.ROOT-SERVERS.NET. 3600000 A 192.33.4.12
;
; formerly TERP.UMD.EDU
;
. 3600000 NS D.ROOT-SERVERS.NET.
D.ROOT-SERVERS.NET. 3600000 A 128.8.10.90
;
; formerly NS.NASA.GOV
;
. 3600000 NS E.ROOT-SERVERS.NET.
E.ROOT-SERVERS.NET. 3600000 A 192.203.230.10

;
; formerly NS.ISC.ORG
;
. 3600000 NS F.ROOT-SERVERS.NET.
F.ROOT-SERVERS.NET. 3600000 A 192.5.5.241
;
; formerly NS.NIC.DDN.MIL
;
. 3600000 NS G.ROOT-SERVERS.NET.
G.ROOT-SERVERS.NET. 3600000 A 192.112.36.4
;
; formerly AOS.ARL.ARMY.MIL
;
. 3600000 NS H.ROOT-SERVERS.NET.
H.ROOT-SERVERS.NET. 3600000 A 128.63.2.53
;
; formerly NIC.NORDU.NET
;
. 3600000 NS I.ROOT-SERVERS.NET.
I.ROOT-SERVERS.NET. 3600000 A 192.36.148.17
;
; temporarily housed at NSI (InterNIC)
;
. 3600000 NS J.ROOT-SERVERS.NET.
J.ROOT-SERVERS.NET. 3600000 A 198.41.0.10
;
; temporarily housed at NSI (InterNIC)
;
. 3600000 NS K.ROOT-SERVERS.NET.
K.ROOT-SERVERS.NET. 3600000 A 198.41.0.11
; End of File

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ループバックアドレスデータファイルの編集

2009年8月6日 コメントの追加

named.localループバックアドレスデータファイルの編集

基本的に変更する必要のないファイルです。逆引きデータのうち、ホストが自分自身と通信するときに用いるアドレスを設定します。

データファイルの構成

ループバックアドレスデータは、次の資源レコードからなります。

  • SOAレコード
     ゾーンデータの取り扱いを設定
  • NSレコード
     ドメインを管理するネームサーバを設定
  • PTRレコード
     ドメイン名からネームサーバへの対応づけ
  • コメント
     セミコロンで始まる行は、その行の最後までが注釈扱いとみなされます

@       IN      SOA     sv.rfs.jp. root.sv.rfs.jp.  (
                            99100101    ; Serial
                                3600    ; Refresh 1 hour
                                3600    ; Retry   1 hour
                             3600000    ; Expire  1 week
                                3600 )  ; TTL     1 hour
;プライマリのDNSサーバ名
        IN      NS      sv.domain.co.jp.

;プロパイダをセカンダリにする場合
        IN      NS      xx.xx.ne.jp.

;ループバックアドレス(127.0.0.1)のPTR(逆引き)レコード
1       IN      PTR     localhost.

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逆引きファイルの編集

2009年8月6日 コメントの追加

逆引きファイルはIPアドレスから名前を参照するために用いられます。ホスト名などの名前を登録します。

データファイルの構成

逆引きデータは、少なくとも次のような資源レコードを含みます。

  • SOAレコード
     ゾーンデータの取り扱いを定義
  • NSレコード
     ドメイン名からネームサーバへの対応づけ
  • PTRレコード
     IPアドレスから名前への対応づけ

逆引きデータファイルのPTRレコードは、IPアドレスからホストの名前を検索するためのデータを設定します。

IPアドレス IN PTR 基準名

SOAレコード

必ずネットワークアドレスを逆にした記述をして下さい。詳細は正引きファイルを参照ください。

@	IN	SOA	example.jp. root.example.jp. (
	2012022301	; Serial number
	3600		; Refresh time
	3600		; Retry
	3600000		; Expire
	3600		; Negative Cashe TTL
)

NSレコード

「example.jp」のドメイン情報をもっているネームサーバの指定

IN	NS	sv.example.jp.

PTRレコード

PRTレコード(PoinTeR)は、IPアドレスからホストの名前を検索するためのデータを設定します。
別名に対しての登録は行いません。基準名のドメインの部分は省略できません。
ドメイン名の最後にピリオドが必要です。

;IPアドレスに対応したホスト名を設定
	IN	PTR	example.jp.
49	IN	PTR	router.example.jp.
52	IN	PTR	host1.example.jp.
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正引きファイルの編集

2009年8月5日 コメントの追加

正引きファイルは、ドメインのホスト名をIPアドレスに変換するためのものです。そのほか、メールサーバの設定をします。

下記は正引きファイルの設定例です。

$TTL 86400
@       IN      SOA     example.jp. root.example.jp.(
        2012022207      ; Serial
        10800           ; Refresh
        3600            ; Retry
        3600000         ; Expire
        3600            ; Negative Cashe TTL
)
                IN      NS      dns.example.jp.
                IN      NS      ***.****.com
                IN      A       ***.***.***.***

example.jp	IN	MX	0	www.example.jp.

www		IN	CNAME	example.jp.
dns		IN	CNAME	example.jp.
wp		IN	CNAME	example.jp.
dev		IN	CNAME	www.example2.ne.jp.

データファイルの構成

リソースレコード

  • SOAレコード
    ゾーン・ファイルの取り扱いを設定する
  • NSレコード
    ドメインを管理するネームサーバを設定する
  • Aレコード
    IPアドレスを設定する
  • コメント
    セミコロン( ; )で始まる行は、その行の最後までが注釈扱いとみなされます

上記設定に加え、次のようなレコードを追加することができます。

  • CNAMEレコード
    別名を設定する
  • MXレコード
    メールエクスチェンジャを設定する
  • HINFO レコード
    ホストの備考を設定する

SOAレコード

ゾーンデータを作成したホスト名・管理者のメールアドレスを指定します。一般的なSOAレコードは以下のようになります。

@	IN	SOA	example.jp. root.example.jp. (
	2012022301	; Serial number
	3600		; Refresh time
	3600		; Retry
	3600000		; Expire
	3600		; Negative Cashe TTL
)
Serial number
シリアルナンバー。ここでは「西暦+2桁の番号」としています。
※ファイル変更時には必ず値を増やしてください。
Refresh time
セカンダリがマスターにデータの更新の有無を確認すべき間隔を指定します。
これ以降の値はすべて秒単位で指定します。
Retry
セカンダリがデータ更新を行えなかった場合の、リトライを行う間隔を指定します。
Expire
データの有効期間を指定します。
Negative Cashe TTL
データをキャッシュする場合の有効期間を指定します。

ドメイン名は @ で省略することができます。そのため、それ以外の文字に @ が使えません。管理者メールアドレスに当たるroot.example.jp.は @ を . に置き換えています。

<ドメイン名> <資源> <ホスト名+ドメイン名> <メールアドレス>
example.jp. IN SOA example.jp. root.example.jp.(

もしくは、下記でも同じことです。

@	IN SOA @ root (

アットマーク( @ )は自ドメインの略です。続く IN は InterNet を意味し、SOAは Start Of Authority の略です。最後に、このデータが格納されているホスト名と、管理者のメールアドレスを記述します。
ドメイン名の最後にピリオドが付くこと、メールアドレスに含まれる@を.に置き換える点忘れないよう注意が必要です。

@

このシンボルはSOAがドメインと同じということを意味します。

IN

IPアドレスを提供するネームサーバーです。

SOA

SOA(Start Of Authority)は続いて指定される名前によって、ドメインのプライマリ、連絡先の電子メールアドレスが定義されていることを示します。

example.jp.

SOAのプライマリゾーンサーバ名です。最後のドットを忘れると違う解釈をされるので注意が必要です。

root.example.jp

example.jpの連絡先です。この例では、連絡先はrootユーザで、アットマーク(@)をドット(.)で置き換えます。

SOAに指定する時間の単位

SOAの指定する時間は秒単位です。ご参考までに1時間、1日、1週間の秒数を記します。

1時間
3,600秒
1日
86,400秒
1週間
604,800秒

1時間の場合は1H、1日の場合は1D、1週間の場合は1Wという表記も許さています。

NSレコード

NSは Name Serverの略で、ここにドメインのネームサーバを指定します。ネームサーバ名の最後にピリオドが必要です。

ドメイン名 IN NS ネームサーバ.

NSレコードの編集

example.jpのドメイン情報をもっているネームサーバを指定します。複数ある場合は上からプライマリ、セカンダリと指定します。

        IN      NS      dns.example.jp.
        IN      NS      ***.****.com

Aレコード

Aレコード(Address)には、ホストのIPアドレスを設定します。

名前 IN A IPアドレス

Aレコードの編集

Aレコードは、ホスト名とIPアドレスの対応を設定します。必要があれば、ここにドメイン配下のホストの設定をしておきます。

host1.example.jp      IN      A       111.222.111.52
host2.example.jp      IN      A       111.222.111.53
host3.example.jp      IN      A       111.222.111.54

CNAMEレコード

CNAMEレコードは、ホストを別の名前でも参照できるようにします。

別名 IN CNAME 基準名

CNAMEレコードの編集

ホストの別名を設定します。

<仮ホスト名+ドメイン名> <資源> <本来のホスト名+ドメイン名>
ホスト名mailにwwwという別名をつける場合に設定
mail                    IN      CNAME       www
ホスト名nsにwwwという別名をつける場合に設定
ns                     IN      CNAME       www

MXレコード

ドメイン名やホスト名に対するメールの送り先を指定します。指定できるのは、Aレコードに登録されている名前だけで、CNAMEの名前は指定できません。

名前 IN MX 優先度 基準名

優先度は、MXを複数用意して運用する場合に必要となる優先度情報です。値が小さいほど優先度が高くなります。

MXレコードの編集

MXレコードに、メール・エクスチェンジャを指定してみましょう。
メールアドレスの@マーク以下のメールサーバ名を省略できます。たとえば、下記の設定では「user@example.jp」宛てのメールは「user@sv.example.jp」に送られます。

メール・サーバの優先度により、メインで動作するかサブで動作するかが決まります。2台のメールサーバがある場合、数字の小さいほうがメイン、大きいほうがサブとなります。
ホスト名を指定して送られたメールの配信もすべてメインのメールサーバで受け取れるようにしていするには、ドメイン名の変わりに「*」を使います。

<ドメイン名> <資源> <メールを受信する優先度> <メールサーバ名>
rfs.jp.              IN      MX   0     sv.example.jp.
@                       IN      MX   10    sub.example.jp.
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DNSサーバ(BIND)の概要

2009年8月5日 コメントの追加

DNSの概要を知ろう

DNSの概要

インターネットでは、すべてのホスト(コンピュータ)をIPアドレスで区別しています。IPアドレスは、0~255の数値を4つ、ピリオドで区切って表記 (例:192.168.0.1)したもので、インターネット上の住所のようなものです。ただこの住所は人間にとって扱いやすいものではないので、IPアドレスをコンピュータ名に置き換え、ホストを簡単に特定するための別名、ドメイン名が考え出されました。その機構をDNS(Domain Name System)と呼び、それを実現するためのサーバをDNSサーバと呼びます。

ここで、DNSを簡単に説明しておきます。DNSはドメイン名に対応した階層構造になっており、最上位に位置するDNSサーバをルートサーバと呼びます。このルートサーバから、下位のDNSサーバへとホスト名の問い合わせが行われていくことにより、最終的にホスト名に対応するIPアドレスが返されます。これがDNSの仕組みです。

BINDの概要

DNSの実装には、BIND(Berkeley Internet Name Domain)というアプリケーションが一般に使われています。BINDは、ドメイン名からIPアドレスを引く正引き辞書と、IPアドレスからドメイン名を捜す逆引き辞書の2つで構成されています。外部から問い合わせがあれば、これらの辞書を使って、IPアドレス、もしくはドメイン名を答えます。

DNSサーバーは、役割/機能に応じて以下の4 つのタイプに分類されます。

プライマリDNSサーバ
ドメイン内のすべての情報を保持しているサーバ。
セカンダリDNSサーバ
ドメイン内のすべての情報を保持しているサーバ。
キャッシュDNSサーバ
クライアントからの問い合わせに対して、指定されたDNSサーバーへその問い合わせを転送します。名前の通り一度あった問い合わせを一定時間キャッシュ(保持)しますので、次回からの問い合わせには迅速に回答することが可能です。大規模なサイトなどではプライマリやセカンダリの負荷を軽減するメリットがあります。
スレーブサーバ
プライマリサーバーとほぼ同様のデータベースを保持しています。相違点は、自分自身で解決できない要求があった場合に指定された特定のサーバーに問い合わせるよう設定されていることです。
用語集
DNS
インターネット上のホスト名とIPアドレスを対応させるシステム。全世界のDNSサーバが協調して動作する分散型データベースである。IPアドレスをもとにホスト名を求めたり、その逆を求めたりすることができる。各DNSサーバは自分の管理するドメインについての情報を持っており、世界で約10台運用されているルートサーバにドメイン名と自分のアドレスを登録しておく。リゾルバと呼ばれるクライアントプログラムは、調べたいドメイン名(またはIPアドレス)をまずルートサーバに照会し、そのドメインを管理するDNSサーバを調べ、そのDNSサーバに情報を聞き出すことで変換を行う。
IPアドレス
インターネットやイントラネットなどのIPネットワークに接続されたコンピュータ1台1台に割り振られた識別番号。123.123.0.1などのように表現する。インターネット上ではこの数値に重複があってはならないため、割り当てなどの管理は各国のNICが行っている。
ドメイン
インターネット上に存在するコンピュータやネットワークにつけられる識別子。インターネット上の住所のようなもの。数字の羅列であるIPアドレスは人間にとって扱いにくいため、アルファベットと数字(と一部の記号)を使うことができるドメイン名を別名として運用するようになった。ドメイン名とIPアドレスを対応させるシステムはDNSと呼ばれ、全世界のDNSサーバが連携して運用されている。ドメイン名の衝突を防ぐため、ドメイン名の管理はIANAが一元管理しており、下部組織である各国のNICが割り当て業務を行う。
NIC
インターネット上で利用されるIPアドレスやドメイン名などを割り当てる民間の非営利機関。NICの総本山はアメリカにあるInterNIC。

BINDの基本設定

設定ファイル

設定が必要なファイルは以下の6つで、このうちブートファイルと呼ばれるものと、/etc/resolv.conf 以外のファイル名は任意です。他の設定ファイルの名前は、ブートファイルの中で指定します。

  • ブートファイル: /etc/named.boot、もしくは /etc/named.conf
  • リゾルバファイル: /etc/resolv.conf
  • 正引きファイル(ゾーンファイル)
  • 逆引きファイル(リバースファイル)
  • キャッシュファイル
  • ループバックファイル

ブートファイル

DNSサーバの設定・運用に関するファイルは、いくつかのテキストファイルです。DNSサーバ用のファイルのうち、一番最初に設定するファイルはブートファイルと呼ばれ、/etc/ディレクトリにあります。ブートファイルはBINDのバージョンによって名前が異なり、書式も違います。

BINDのバージョン ブートファイル名
BIND 4.x.x /etc/named.boot
BIND 8.x.x /etc/named.conf

もし、設定ファイルの格納場所が不明な場合は

# whereis named

で格納場所を突き止めることができます。

named-bootconf.pl

BIND 4.x.xからBIND 8.x.xに移行する際、その手助けをしてくれる変換スクリプトが用意されています。それ以外にも、BIND 8.x.xの記述は多少複雑になっているので、設定する際はBIND4.x.xで設定し、BIND 8.x.x形式に変換してもよいでしょう。

変換スクリプトはPerlスクリプト(named-bootconf.pl)としてBINDのソースに添付されています。

named-bootconf.plファイルを検索する
# find / -name named-boot*
/usr/doc/bind-8.1.2/named-bootconf.pl
検索結果の場所に移動
# cd /usr/doc/bind-8.1.2/
named.bootファイルを変換
# named-bootconf.pl < /etc/named.boot > /etc/named.conf

named.bootファイルの書式

primaryで始まる行は、指定したドメインあるいはネットワークに対してプライマリになることを設定します。primaryの書式は次のとおりです。

primary ドメイン名/ネットワーク名の指定 ゾーンデータファイル名

他のドメインのセカンダリを引き受ける場合の設定

ほかのドメインのセカンダリになることをネームサーバに指示する場合には、次のような行をブートファイルに追加します。

secondary ドメイン名 ゾーン転送元 バックアップファイル名

[ドメイン名]は、セカンダリとなるドメイン名の指定です。[ゾーン転送元]は、ゾーン転送元となるプライマリDNSのIPアドレスを指定します。[バックアップファイル名]はセカンダリに設置されるバックアップファイル名を指定します。

named.bootファイル
; ■各設定ファイルを置くディレクトリを指定
; directory /var/namedb
; ※プロパイダをフォワーダーにする場合
forwarders     xxx.xxx.xxx.xxx
; ■キャッシュファイルを指定
; 3項目は世界中のルートサーバをリストしたファイル。
; キャッシュファイルの入手先:
; 「ftp://ftr.rs.internic.net/domain/named.root」
; 2項目のピリオド( . )を忘れないこと
; -------------------------------------------------
; 1項   2項                         
3項(ファイル名)
; -------------------------------------------------
cache    .                          
named.ca
; ■ループバックファイルの指定
; ループバックネットワークのアドレスは127.0.0で、ローカルホストのIPアドレスは127.0.0.1。
; -------------------------------------------------
; 1項   2項(ループバック)          
3項(ファイル名)
; -------------------------------------------------
primary 0.0.127.in-addr.arpa        
named.local
; ■ゾーンファイルの指定
; 2項目はドメイン名を指定。
; -------------------------------------------------
; 1項   2項(ドメイン名)            
3項(ファイル名)
; -------------------------------------------------
primary domain.co.jp                
named.hosts
; ■逆引きファイルの指定
; 2項目はネットワークアドレスを逆順にし、in-addr.arpaを追加する。
; -------------------------------------------------
; 1項   2項                         
3項(ファイル名)
; -------------------------------------------------
primary 12.345.123.123.in-addr.arpa  named.rev
; ※プロパイダをフォワーダーにする場合
slave

hostsファイルとリゾルバ

/etc/hostsファイルの編集

ホスト名検索の一種に /etc/hosts ファイルがあります。これは、ホスト自身が自ホスト内の/etc/hostsファイルを検索する仕組みです。簡単に説明すると、ホストのIPアドレスと、ドメイン名の対応を記録したファイルのことです。hostsファイルにIPアドレスと名前の対応を書いておくことで、DNSを参照することなく名前の解決ができます。

hostsファイルは簡単なテキストファイルで、1行に1つの IP アドレスがあり、 IPアドレスとホスト名を関連づけていいます。/etc/hostsファイルの編集は次のように記述することになっています。

IPアドレス    ホスト名     エイリアス名

/etc/hostsの中身
127.0.0.1 localhost.localdomain localhost
123.123.123.123 www.rfs.jp www

先頭にある「127.0.0.1」というIPアドレスはループ・バック・アドレスと呼ばれ、自分自身を指すIPアドレスです。

hostsファイルによるネームサービスは、大きなネットワークでは維持管理の手間が大きく、現実的ではありませんが、4~5台までのホスト数の少ないネットワークではDNSサーバーの負荷を軽減でき、レスポンスが良好となるというメリットがあります。

リゾルバ

リゾルバは、クライアントからの名前要求に対してDNSサーバーに要求を送り、回答をクライアントに返すプログラムです。DNSサーバーが名前解決用のサーバープログラムであるのに対し、リゾルバは名前解決用クライアントプログラムで、/etc/host.confと/etc/resolv.confの2つのファイルを必要とします。

/etc/host.conf

主にLinuxでは、IPアドレスとホスト名の変換に、/etc/hostファイルを用いる方法と、DNSを用いる方法の2つが用意されています。この2つのどちらを優先するかを決めるのが、 /etc/host.confファイルです。

/etc/host.conf の中身
order hosts,bind
multi on

この表記は、まず /etc/hosts ファイルを参照し、もし見つからなければDNSを参照するようにするための設定です。

  • order: 実行される順番を指定します。「order hosts,bind」の場合、まずhostsファイルによる名前解決を試みて、解決できない場合にBINDを使うという意味です。
  • multi on: 名前解決の結果が複数だった場合の処理方法について指定します。"multi on"は複数のアドレスをそのまま返し、"multi off" は最初に見つかった物のみを返すという意味です。

DNSを利用する場合には、次のように記述する必要があります。

order hosts,bind
multi

/etc/resolv.conf

/etc/resolv.conf は、ドメイン名とDNSサーバーに関して記述してあるファイルです。/etc/
resolv.conf ファイルの内容の一例を以下に記します。

;このホストが所属するデフォルトドメインの名前を指定します。
domain example.jp
; domainディレクティブとは別のサーチリストを定義したい場合に指定します。
search example.jp
;参照するネームサーバのIPアドレスを指定します(ここでは自分自身を指定)。
nameserver 129.0.0.1
nameserver 123.123.123.123

"domain" は、サーバーが属しているドメイン名、"search" は、ドメイン名の無いホストからの問い合わせの際に補うドメイン名、"nameserver" は、使用するDNSサーバーを指定します。

nameserverディレクティブは、最大3行まで定義することが可能で、上から順番に利用されます。

ブート時
大部分のシステムは、ローカルネットワークにおいて重要なホストの名前とアドレスが含まれた小さなホストテーブルを持っている。これは、システムのブート時などのDNSが稼働していないときに役立つ。
NIS
NISを使用しているサイトは、ホストテーブルを NIS ホストデータベースの入力として用いる。NISをDNSと共に使用できるにもかかわらず、大部分のNISサイトは未だに、全てのローカルホストのエントリをもつホストテーブルをバックアップとして使用している。
隔絶されたノード
ネットワークから隔絶された非常に小さなサイトは、DNSの代わりにホストテーブルを使用している。ローカル情報が稀にしか変更されず、ネットワークがインターネットと接続されていない場合、DNSにそれほどの利点はない。
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