SCIENCE

ベンジャミン・バトン的なベニクラゲ

2016年4月25日

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出典 http://acuariospanama.com/revista/articulos/agua-salada/item/99-la-medusa-inmortal

幻想的な姿のベニクラゲですが、成体から幼年に戻ることができるという特殊な能力を持っています。
ベニクラゲは個体の存続が脅かされるといった強いストレスを与えられると、肉団子状になりポリプという幼年期の状態に戻ります。これを何度も繰り返すことが可能で、不老不死といえる能力を持っています。

ポリプはイソギンチャクのような姿で、やげて複数の若いクラゲとして分離します。若いクラゲは同じ個体から発生したクローンで、そのうちの幾つかはポリプに戻って同じサイクルを繰り返します。

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出典 http://www.oist.jp/news-center/news/2014/1/22/unraveling-jellyfish-metamorphosis

図はミズクラゲですが、多くのクラゲは受精卵 - プラヌラ幼生 - ポリプ - ストロビラ - エフィラ幼生 - メテフィラ - 成体と変態(サナギから蝶に変化するような、生物がある形態から別の形態へと変化すること)を繰り返します。

ここで簡単にクラゲの成長段階を説明しましょう。
まず、クラゲは受精卵からプラヌラ幼生になり、岩などに付着してポリプの形態に変化します。
このポリプの状態ですが、非常に再生能力が高く、すり潰してもしばらくすると細胞組織が集まり始め、最終的にポリプを再生します。
このポリプからしばらくすると体にくびれが生じ、ストロビラと呼ばれる形態になります。ストロビラは無性生殖で次々にくびれ、分裂しそれぞれが小さなクラゲ、エフィラとなります。クラゲは成長段階の中に自己複製も含まれているんですね。

クラゲは普通に生殖活動から子孫を増やし、自己複製も行い、さらにベニクラゲの場合は若返りの能力まで持っています。
脆い体を持つ代わりに、変態、複製、再生能力を持ったクラゲ、非常に興味深いですね。

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