<TABLE>タグの属性
一昔前はレイアウト用のタグとして使われることもありましたが、TABLE要素は表を表すためのものです。
枠組みを付加:border=値
段や列の区切りがわかりにくいテーブルに,border属性をつけて,表らしく枠組み(ボーダー)を付加します。
<TABLE border="1">
<TH>ヘッダ1</TH><TH>ヘッダ2</TH><TH>ヘッダ3</TH>
<TR>
<TD>内容</TD><TD>内容</TD><TD>内容</TD>
<TR>
<TD>内容</TD><TD>内容</TD><TD>内容</TD>
<CAPTION>表に枠組みを付加</CAPTION>
</TABLE>
出力サンプル
ヘッダ1 | ヘッダ2 | ヘッダ3 |
---|---|---|
内容 | 内容 | 内容 |
内容 | 内容 | 内容 |
ボーダー水平幅の調節:cellspacing="値"
cellspacing属性はセルの周りを囲む罫線の幅を指定します。デフォルトでは2つのスペースです。Xには整数が入ります。cellspacingを指定しないデフォルト状態では,X=2の太さで表示されますから,デフォルト状態より細かくしたいときは,X=0ないし1を指定します。
<TABLE cellspacing="値">
<TABLE border="5" cellspacing="10" >
<TD colspan="2">内容1</TD>
<TD>内容2</TD>
<TR>
<TD>内容3</TD>
<TD>内容4</TD>
<TD>内容5</TD>
<TR>
</TABLE>
出力サンプル
内容1 | 内容2 | |
内容3 | 内容4 | 内容5 |
ボーダーとセル内テキストとの隙間の調節:cellpadding="値"
ボーダーとセル内のテキストとの隙間を自由に調節するのがcellpadding=Xです。Xには整数が入り,X=0の指定をしたときが一番狭く,cellpaddingを付けないときがその次,X=1以降は数字が大きくなるにしたがって,隙間が広がります。
<TABLE cellpadding="値">
cellpadding属性の使い方
<TABLE border="51" cellpadding="10" >
<TD colspan="2">内容1</TD>
<TD>内容2</TD>
<TR>
<TD>内容3</TD>
<TD>内容4</TD>
<TD>内容5</TD>
<TR>
</TABLE>
出力サンプル
内容1 | 内容2 | |
内容3 | 内容4 | 内容5 |
<TD>タグの属性
テキスト内の横位置:align="left | center | right"
align属性は表題(CAPTION)や、セル等の位置を指定します。テーブル内の左右の大きさは,列内の一番大きいものに合わせる形になりますから,文字数の少ないセルのテキストは,左端に揃えられます。
align = "center" align = "left" align = "right" | セル内の中央に表示 セル内で左寄せに表示 セル内で右寄せに表示 |
align属性の使い方
<TABLE border="1" hspace="15" vspace="5">
<TH>====LEFT====</TH> <TH>===CENTER===</TH> <TH>====RIGHT===</TH>
<TR>
<TD align="left">A</TD> <TD align="center">B</TD> <TD align="right">C</TD>
<CAPTION>表本体の位置</CAPTION>
</TABLE>
出力サンプル
====LEFT==== | ===CENTER=== | ====RIGHT=== |
---|---|---|
A | B | C |
セル中テキストの縦位置:valign="top | middle | bottom"
TR, TH, TDタグで指定できるvalign属性はセル中のテキストや図の縦位置を制御します。位置は上(top)、下(bottom)、中央(middle)、ベースライン(baseline)が指定できます。デフォルト位置は中央寄せ(middle)です。
valign = "top" valign = "middle" valign = "bottom" | セル内の上に表示 セル内で中央に表示 セル内で下に表示 |
valign属性の使い方
<TABLE border=1>
<TD height="50">上(TOP)</TD><TD valign="top">上に表示されてます?</TD>
<TR>
<TD height="50">中(MIDDLE)</TD><TD valign="middle">真ん中に表示されてます?</TD>
<TR>
<TD height="50">下(BOTTOM)</TD><TD valign="bottom">下に表示されてるでます?</TD>
</TABLE>
出力サンプル
上(top) | 上に表示されてます? |
中(middle) | 真ん中に表示されてます? |
下(bottom) | 下に表示されてます? |
nowrap
※この属性は廃止される予定です。
表は各セルのテキスト長とブラウザのウィンドウ幅を考慮して、うまく収まるようにセル幅が決められます。そのため、テキストが任意の位置で改行されてしまいます。THまたはTDタグで指定できるnowrap属性はセル内のテキストを改行させたくない場合に用います。nowrapを指定したセル中のテキストを改行させるには、<BR>タグを用います。この方法を使用してユーザが改行させたい場所で改行を指定できます。
次のソースコードは標準のテーブルです。
<TABLE border="1" width="30%">
<TD>AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA</TD>
</TABLE>
次のソースコードはnowrapを使用しています。
<TABLE border="1" width="30%">
<TD nowrap>AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA</TD>
</TABLE>
テーブル幅の調節:width="値"
width属性は表全体の幅やセル毎に幅を指定するために、THまたはTDでも指定します。幅はピクセル的な幅あるいは書類サイズの割合(パーセンテージ)で指定します。指定された幅が、この表を作るのに必要な幅以下の場合は、無視されます。
指定例は次のとおりです。
<TABLE width=**%>
width属性を使ったサンプル
<TABLE border width="50%">
<TR>
<TD width="70%">70%幅</TD><TD width="30%">30%幅</TD>
</TR>
<TR>
<TD>A</TD><TD>B</TD>
</TR>
<CAPTION align=bottom>表の幅の変更例</CAPTION>
</TABLE>
出力結果
70%幅 | 30%幅 |
A | B |
テーブルの高さの調節:height="値"
height属性は表全体の高さやセル毎に高さを指定するために、THまたはTDで指定します。高さはピクセル的な高さあるいは書類サイズの割合(パーセンテージ)で指定します。指定された高さが、この表を作るのに必要な高さ以下の場合は、無視されます。
指定例は次のとおりです。
<TABLE height="**"%>
height属性を使ったサンプル
<TABLE border height="100">
<TR>
<TD>高さ15%</TD> <TD>アイテム</TD>
</TR>
<TR>
<TD>100</TD> <TD>1000</TD>
</TR>
<CAPTION align=bottom>表の高さの変更例</CAPTION>
</TABLE>
出力結果
高さ15% | アイテム |
100 | 1000 |
セルの調節
複数行にわたるセルを作る:colspan="値"
セルが複数の縦行をまたがせるかを指定します。デフォルトの数は1です。 このタグはTHまたはTDで使用します。例えば、<TD colspan="2">は2列にまたがるセルを作成します。
<TD colspan=X>内容1</TD>
Xには,いくつかの横方向のセルにわたる数字を入れます。
colspan属性を使ったサンプル
<TABLE border="1">
<TD colspan="2">内容1</TD>
<TD>内容2</TD>
<TR>
<TD>内容3</TD>
<TD>内容4</TD>
<TD>内容5</TD>
<TR>
</TABLE>
出力結果
内容1 | 内容2 | |
内容3 | 内容4 | 内容5 |
複数列にわたるセルを作る:rowspan="値"
rowspan属性はセルの列にまたがる数を指定できます。このタグはTHまたはTDで使用します。例えば、<TD rowspan="2">は2行にまたがるセルを作成します。
<TD rowspan=X>内容1</TD>
Xには,いくつかの縦方向セルの幅にわたる数字を入れます。
rowspan属性を使ったサンプル
<TABLE border="1">
<TD rowspan="2">内容1</TD>
<TD>内容2</TD>
<TD>内容3</TD>
<TR>
<TD>内容4</TD>
<TD>内容5</TD>
<TR>
</TABLE>
出力結果
内容1 | 内容2 | 内容3 |
内容4 | 内容5 |