WordPressを別サーバに移行させる手順を記載します。
旧サーバでの作業
旧サーバデータベースをエクスポートする
コマンドラインからMySQLのユーティリティmysqldumpを使ってエクスポートできます。
mysqldump -u DBユーザ名 -p データベース名 > 出力用ファイル名
たとえば、DBユーザ名がroot、データベース名をwp、出力ファイルをwp.sqlとすると下記のようになります。
mysqldump -u root -p wp > wp.sql
旧サーバからファイル一式をダウンロードする
FTP等でWordPress関連のファイル全てをダウンロードします。WordPressは最新のものをダウンロードするのでしたら、画像、プラグイン、テーマのみダウンロードすれば良いでしょう。
もしドメイン名が変わる場合などは、ダンプしたファイルの中に現在のURLが記載されているので、それを新しいURLに置換してください。
新サーバでの作業
新サーバにファイルをアップロードする
旧サーバからダウンロードしたファイル一式を新サーバのドキュメントルートにアップロードし、必要に応じてフォルダのパーミッションを777などに変更します。
cd ./wp-content chmod 777 cache uploads chmod 777 -R plugins themes
cd wp-content/themes/テーマ名 chmod 66 style.css chmod 66 *.php
データベースを作成する
MySQLにログイン後します。
mysql -u DBユーザ名 -p
データベースを作成します。ここでは文字コードにUTF-8を指定しています。
CREATE DATABASE データベース名 DEFAULT CHARACTER SET utf8;
作成したデータベースにユーザ権限を付与します。
GRANT ALL PRIVILEGES ON データベース名.* TO 'WP用ユーザ名' IDENTIFIED BY 'パスワード';
WordPressの設定ファイルの必要な情報を変更する
/wp-config.php をDB作成時に設定したDBネームやパスワード、ホスト等に変更します。
define('DB_NAME', '***'); define('DB_USER', '***'); define('DB_PASSWORD', '***'); define('DB_HOST', '***');
WordPress管理画面に接続出来ているかを確認する
ブラウザからWordPressのトップページを参照し、インストール画面が出てくれば接続は出来ています。
WordPressのURLを変更する
エクスポートで出力したファイルを開き、ドメイン名を新しいサーバのものに変更します。
旧サーバのDBからエクスポート(ダンプ)したデータを丸ごとインポートする
mysql -u DBユーザ名 -p データベース名< 出力用ファイル名
これでサーバ移行の作業は終わりました。旧サーバと同じ状態で表示されているか確認してください。表示が問題なければ、WordPress管理画面にログインし、投稿やアップロードができるか確認しましょう。