第1章 JavaScript導入ガイド

データ型

2009年8月4日

変数のデータタイプ

JavaScriptの変数は型を指定する必要がありませんが、値には型があります。
型を大別するとプリミティブ型、複合型(オブジェクト)、特殊な型にわかれます。

プリミティブ型
  • 文字列型(String)
  • 数値型(Number)
  • 論理型(Boolean)
複合型(オブジェクト)
  • オブジェクト(Object)
  • 配列(Array)
特別な型
  • Null型
  • 未定義型(Undefined)
説明 値の例
文字列型(String) ダブルクォート( " )またはシングルクォート( ' )で囲まれた値 "Hello"
数値型(Number) 整数
浮動小数
123, -123, 3.14
314e-2, 0.314E1
論理型(Boolean) 真と偽のどちらか true, false
オブジェクト(Object) オブジェクト
{
a : "...",
b : "..."
};
new Object()
配列(Array) 配列(特別な種類のオブジェクト)
[0, 1, 2]
new Array()
null型 何も入っていないことを表す特殊な値 null
未定義型(Undefined) 変数の初期値が定義されていないことを表す値 undefined

文字列型(String)

文字列は、ダブルクォート( " )、またはクォーテーション( ' )で囲まれた値です。シングルクォーテーション( ' )を使用すると、ダブル クォーテーション( " )を含む文字列を指定することができます。

"Hello"
//数字をダブルクォートで囲んでも文字列になります。
"1234"
//文字列中にダブルクォーテーションがある場合
'say "Hello"'

文字列中で特殊な値を表現するために、エスケープ文字での表現が用意されています。
また、特殊文字(ダブルクォートやシングルクォート)を文字列中で使いたい際は、バックスラッシュ( \ )によって特殊文字をエスケープすることができます。たとえば、バックスラッシュ自体を文字列中で使いたい場合、バックスラッシュでエスケープして \\ と記述すれば \ を表すようになります。

エスケープ文字 名称
\t 水平タブ
\n 改行(ラインフィード)
\f 改ページ(フォームフィード)
\r 復帰(キャリッジリターン)
\b バックスペース
\" ダブルクォーテーション
\' シングルクォーテーション
\\ バックスラッシュ(※1)
\0 NULL文字
\xXX 2桁のXX(16進数)が表すLatin-1文字
\uXXXX 4桁のXXXX(16進数)が表すUnicode文字

※1 バックスラッシュは、多くの日本語のフォントでは円マーク( \ )が割り当てられています。

「say "Hello".」を代入させるには以下のようにバックスラッシュでダブルクォーテーションをエスケープします。

"say \"Hello\"."

ただし、シングルクォーテーションで文字列を囲った場合はエスケープする必要ありません。

'say "Hello".'

数値型(Number)

数値 (Number)には、整数値、浮動小数点値があります。

整数(Intergers)

整数を表現する場合には、8進数、10進数、16進数を使うことができます。

基数 内容
8進数 0から7までの8種類の数値 07, 010
10進数 0から9までの10種類の数値 1, 10
16進数 0から9までの10種類の数字と、AからFまでの6個のアルファベットを使って表現する数値 0x1cc, 0x1cc00

8進数の整数であることを示すには、先頭に「0」を付けます。各桁には、0 ~ 7の数字を使用します。先頭に 0 が付いても、各桁に 8 や 9 を使用している数値があれば、それは10進数として処理されます。

16進数(Hex) の整数であることを示すには、先頭に「0x」(x は大文字でも小文字でもかまいません) を付けます。各桁には、0 ~ 9 の数字および A ~ F の英字(大文字でも小文字でもかまいません)を使用します。A ~ F の英字は、1 桁分の数値を表すのに使用され、10 進数での 10 ~ 15 に相当します。たとえば、0xF は 15、0x10 は 16 に相当します。

8進数と16進数には負の値を表わせますが、小数点、指数表記(後述しています)は表わせません。

// 整数です。
255
// 8 進数。255 に相当します。
0377
// 16 進数の整数。255 に相当します。
0Xff
// 16 進数の整数。117760 に相当します
0x1cc00

浮動少数(Floating Point)

浮動小数は、小数点をピリオド( . )で表した10進数で表現されます。

// 浮動小数です
0.01
// 1以下の場合1桁の0は省略できます
.01

指数表記

指数はeで桁を表した数値です(eは大文字でも可です)。<> 1e+2の+2は2桁ずらすことを意味します。プラス( + )は省略でききます。

1e+1

10

1e+2

100

5e+2

500

1e-2のようにマイナスを使った場合、桁をマイナス方向にずらします。

5e-2

0.05

論理型(Boolean)

論理値は、真( true )か偽( false )のどちらかの値を持つ型です。論理演算の結果も、論理値になります。

比較処理では、比較式で使われる 0 、null、undefined、空文字は 偽( false )、それ意外は真( true )と見なされます。 したがって、次に示す式は、全て真( true )です。

false == 0
false == null
false == undefined

未定義型(Undefined)

未定義型は値を代入していない変数の値を表します。この型はundefinedという値一種類のみです。

次のように、値を代入していない変数を使おうとした場合、undefinedが返されます。

var x;
console.log(x);

undefined は真偽値のコンテキストで使用されると false として振る舞うので、変数が未定義かどうかの判定に使えます。

var x;
if( x === undefined ){
console.log("xは未定義")
} else {
console.log("xは定義済み")
}

xは未定義

Null型(Null)

Null型は空の値を意味するnullという値一種類のみです。

null は数値のコンテキストでは 0、真偽値のコンテキストでは false として振る舞います。

var n = null;
console.log(n * 10);

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