検索エンジン最適化(SEO - Search Engine Optimization)とは
検索エンジン最適化(SEO)とは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンにおいて、自サイトの内容に関連するキーワードで検索があった際に、自サイトが検索結果ページの上位に表示されるようにするための技術のことです。
公表された統計によると、当然ではありますが、検索結果ページの上位に表示されるサイトほどクリック率が高い傾向があります。クリック率を高めるためには、当然、検索サイトの検索で自サイトがヒットするようにするし、なおかつページの上位に表示されるように努力することです。そのために行う工夫がSEO対策のほぼすべてです。
SEO対策のメリット
SEOには、以下のようなメリットがあります。
アクセス数の増加
2005年末にPewにより実施された調査で、検索エンジンを利用する米国のインターネットユーザー数が全米の人口の4割に達していることが判明しました。インターネットを利用しているユーザを対象にした場合(Yahoo!調査)は、約8割が検索エンジンを利用しているとのことです。
このような事例から考えても、SEO対策の重要性が浮き彫りになります。多くのアクセス数を獲得するには、数多くのユーザが利用する検索エンジンを利用しない手はありません。SEO対策の結果、一番最初に現れる効果は、キーワード検索により検索エンジンから誘導された訪問者の増加です。
コンバージョン率の高いユーザを集める
検索エンジン経由のユーザは、自ら特定の情報、サービスを求めて検索サイトを利用していることから、その情報、サービスについて高い興味を持っていると考えられます。
そのため、検索エンジン経由のユーザは一般のユーザと比べ、サイトが目的とする商品の購入や資料の請求、会員登録などにつながりやすい、コンバージョン率が高い見込み顧客といえます。
上記のような見込み顧客を効率よく自サイトに誘導する力、それがSEO対策後の結果に最も期待される効果です。
- コンバージョン率
- コンバージョン率とは「転換」という意味で、「サイトを訪問したユーザ」に対して「サイトが目的としているアクションを行ったユーザ」の割合のことです。
たとえば、オンラインショップサイトであれば、訪問したユーザ数と、商品を購入したユーザの比率、メール広告であれば、配信数と、メール配信からサイトへ来訪した人の比率になります。
長期的に安定した集客が可能
通常の広告では、出稿している間という限定された期間で集客に影響を与えますが、SEOによる効果は、実施から長期間の間続きます。
SEO対策を継続して適切に行うことで、検索サイト経由のユーザを長期にわたって確保することが可能です。
SEO対策
SEO対策というのは、主要な検索サイトに対して、「このサイトは、ユーザにとってとても役に立つサイトですよ」とアピールすることです。そのアピールを適切に行えば、自サイトの商品やサービスに関連するキーワードで検索された際、検索結果ページに自サイトが表示されたり、上位に表示されるといった結果を得られます。
次の章で、SEO対策の実践方法を紹介していきます。