ヘッダフィールド一覧
リクエスト・ヘッダ | ||
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フィールド名 | バージョン |
解説 |
Accept | 利用可能なアプリケーション・メディアタイプ。複数指定、優先度指定も可能 | |
Accept-Charset | 利用可能な文字セット | |
Accept-Encoding |
利用可能なエンコーディング形式(Content Coding形式) | |
Accept-Language |
利用可能な言語コード。複数指定し、優先度を付けることが可能 | |
Authorization |
○ | ログインに必要な認証情報。ユーザー名とパスワードが格納される |
Expect | サーバ要求が実装されているかどうかの確認時に期待されるレスポンスを指定する | |
From | ○ | 利用ユーザーに固有なメールアドレスなどの情報。ただし無条件にリクエストに付加するのはセキュリティ上の問題でもあり、あまり実装されていない |
Host | リクエスト先サーバ名。DNS名を利用する。1.1ではプロキシや仮想サーバの利用を前提に、必須としている |
|
If-Modified-Since |
○ | Date を指定する。指定した Date より最新のリソースの場合のみデータを取得できるように指示する。ローカルキャッシュの最新確認に使用される。 キャッシュの有効性の確認 |
If-Match |
指定したエンティティタグに一致する場合のみデータを更新/取得するように指示する | |
If-None-Match |
指定したエンティティタグに一致しない場合のみデータを更新/取得するように指示する。最新情報の取得や競合の排除のために指定される |
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If-Range |
指定されたエンティティタグが最新であれば、それ以外の残りを転送するように指示する。Rangeとともに使用される。または最終更新時刻(Date)を指定してもよい |
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If-Unmodified-Since |
Dateを指定する。指定したDate以降リソースが更新されていない場合のみデータを取得できるように指示する |
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Max-Forwards |
経由できるプロキシの最大数 | |
Proxy-Authorization |
プロキシにログインが必要な場合のための認証情報 | |
Range | 取得するデータのバイトレンジ。単位はバイト | |
Referer | ○ | 直前にリンクされていた URL 情報 |
TE | 利用可能なエンコーディング形式(Transfer Coding方式) | |
User-Agent |
○ | ブラウザの固有情報 |
○……1.0/1.1共通
無印……1.1より追加
エンティティ・ヘッダ | ||
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フィールド名 | バージョン |
解説 |
Allow | ○ | 利用可能なリクエスト・メソッドの一覧 |
Content-Encoding |
○ | リソース・コンテンツのエンコード方法(Content Coding方式)。1.1では、gzip、compress、deflate、identity(エンコードなし)が定義されている |
Content-Language |
リソース・コンテンツの使用言語コード | |
Content-Length |
○ | リソース・コンテンツのサイズ。単位はバイト
出力のバイト単位の長さ |
Content-Location |
リソース・コンテンツの固有位置を示すURI | |
Content-MD5 |
リソース・コンテンツのMD5検証値。チェックサムとして利用できる | |
Content-Range |
転送されたデータがあるリソース・コンテンツの一部だった場合にデータのレンジを示す | |
Content-Type |
○ | リソース・コンテンツのアプリケーション・メディアタイプ。MIMEのメディアタイプと同様
出力のMIMEタイプ |
Expires |
○ | リソース・コンテンツの有効期限。Date値
リソースの有効期限 |
Last-Modified |
○ | リソース・コンテンツの最終更新時刻。Date値
リソースの更新日 |
○……1.0/1.1共通
無印……1.1より追加
レスポンス・ヘッダ | ||
---|---|---|
フィールド名 | バージョン |
解説 |
Accept-Ranges |
返答したデータのレンジ。単位はバイト | |
Age | キャッシュデータの場合の経過時間。単位は秒 | |
ETag | エンティティタグ。リソースの全体や一部を特定する固有値 | |
Location |
○ | リダイレクト先URL。HTMLの と同等の動作を行う リダイレクト URL 情報 |
Proxy-Authenticate |
プロキシにおける認証領域名を示す固有値。HTTPサーバでのWWW-Authenticateに該当する |
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Retry-After |
サービスの一時停止期間/時刻を表す。コード503(Service Unavailable)に伴う。単位は秒数かDate |
|
Server | ○ | HTTPサーバアプリケーション種類を示す固有テキスト値
ウェブサーバの名前とバージョン情報。 |
Vary | 指定されたフィールドがサーバによって受け入れ可能なオプションと判断された(Server Drivenネゴシエーション)ことを示す |
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WWW-Authenticate |
○ | 認証の領域名を示す固有値。HTTPサーバのRealmと一致する
認証データ。 |
Status----- |
リクエストのステータス 単独ヘッダとして出力されます。 |
|
Refresh----- |
指定されたドキュメントを再ロードする。 | |
Set-Cookie--- |
データをクライアント側に保存する。 |
○……1.0/1.1共通
無印……1.1より追加
一般・ヘッダ | ||
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フィールド名 | バージョン |
解説 |
Cache-Control |
キャッシュのコントロールに必要な指示や情報 | |
Connection |
* | 接続の永続性情報。'none'が指定されると、レスポンス後の接続は解除される |
Date | 日付情報。RFC822形式、RFC850形式、ANSI C形式などを受け入れる必要がある
現在の日付(グリニッジ標準時) |
|
Pragma | ○ | 関連するクライアント/プロキシ/サーバそれぞれに認識させるための特殊な追加情報を記述する(例えば、'no-cache'で無条件で最新リソースを強制転送させる、など) リソースのキャッシングを有効/無効にする |
Trailer | ○ | チャンク形式エンコーディングで使用されるフィールドを記述する |
Transfer-Encoding |
利用されている転送エンコーディング形式(Transfer Coding:形式)。1.1ではチャンク形式が定義されている |
|
Upgrade | HTTPの上位バージョンやその他プロトコルに移行する際に、取り得るプロトコルを指定する | |
Via | 経由した主にプロキシの情報を格納する。主にループの検知に使用される。 | |
Warning | レスポンス・ステータスコードの付加的なコード番号やテキスト情報 |
無印……1.1より追加
*RFC1945では現れないが、IETFにおけるHTTP
1.0ドラフト(draft-fielding-http-spec-01.txt)では定義されており、実際に利用しているWebブラウザも多い。HTTP
1.1では下位互換のために定義されている
メソッド
リクエストはブラウザが出力するものですが、その内容は HTML から指定することが可能です。リクエストメッセージ群には必ずメソッドと呼ばれるリクエスト行が含まれています。
メソッドとは、サーバにリクエストを指示するための命令です。HTTPで定義されているメソッドを紹介しましょう。
HTTP1.0で定義されているメソッド一覧
メソッド | 説明 |
---|---|
DELETE | URLで指定したリソースを削除 |
GET | URLで指定したリソースを取得 レスポンスのボディにはリソースのデータが含まれます。 |
HEAD | URLで指定したリソースについてのレスポンスヘッダのみ取得 |
POST | 指定したURLが示すサーバーのコマンドに対して、データを転送 リクエストのボディには転送するデータが含まれます。 |
PUT | 指定したURLが示すリソースに対して、データを転送して置き換え リクエストのボディには置き換えるデータが含まれます。 |
(廃止されました) | |
(廃止されました) |
HTTP1.1で定義されているメソッド一覧
メソッド | 説明 |
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TRACE | サーバーやプロキシの動作を診断するための情報を返答 |
OPTIONS | 使用できるメソッドやオプションの一覧を取得 |
CONNECT | プロキシでのトンネリング接続を行う |
メソッドの中で実際によく利用されるのは GET メソッドと POST メソッドです。それ以外のメソッドは、セキュリティ上の問題などにより、実際に実装されているケースはほとんどありません。