Namazuの検索式をマスターする
単一単語検索
調べたい単語を一つ指定して検索する。
namazu
AND検索
スペースで区切られた複数の単語を含む文書を検索する。スペースの代わりに and を使ってもいい。
Linux and Netscape
OR検索
or で区切った複数の単語うち、どちらかを含む文書を検索する。
Linux or FreeBSD
NOT検索
ある単語を含み、ある単語を含まない文書を検索する。単語と単語の間に not を挿む。
Linux not UNIX
グループ化
AND検索、OR検索、NOT検索をカッコでグループ化できる。カッコの両端のスペースを忘れないようにね。
( Linux or FreeBSD ) and Netscape not
Windows
フレーズ検索
2語以上からなる複合語を検索する。 "..." と2重引用符で、あるいは {...}
と中括弧で囲む。ところで、フレーズ検索はときどきマッチングで誤ることがあるそうだ。
{GNU Emacs}
部分一致検索
部分一致検索には前方一致、中間一致、後方一致の 3種類がある。
- 前方一致検索
- inter* (inter から始まる単語を含む文書を検索)
- 中間一致検索
- *text* (text を内包する単語を含む文書を検索)
- 後方一致検索
- *net (net で終わる単語を含む文書を検索)
正規表現検索
検索するキーワードを正規表現で指定する。正規表現は /.../
のようにスラッシュ記号で囲むこと。正規表現の書式は Perl とほぼ同じだ。
/<a href="[^"]">/
フィールド指定の検索
Subject:, From:, Message-Id:
といったフィールドを指定して検索する。特にMail/News のファイルを扱う際に効果を発揮する。
- +subject:Linux
(Subject: に Linuxが含まれる文書) - +subject:"GNU Emacs"
(Subject: に GNU Emacsが含まれる文書) - +from:foo@bar.jp
(From: に foo@bar.jp が含まれる文書) - +message-id:<199801240555.OAA18737@foo.bar.jp>
(Message-Id を指定)
特記事項
- アルファベットの大文字・小文字の区別はしない。
- 日本語の複合語は形態素単位に分割し、それらをフレーズ検索する。
- JIS X 0208 (いわゆる全角文字) の英数字と記号の一部
(ASCIIと重複しているもの) は ASCII (いわゆる半角文字) として処理。 - 記号を含む語の検索ができます。例: TCP/IP。 ただし、記号の処理は完全ではないので TCP
and IP
のように分割してAND検索をかけた方が取りこぼしがない(その代わり余計なファイルまでヒットしてしま
う可能性がある)。 - and, or, not を単語として検索したいときはそれぞれ、 "..." と2重引用符で、
あるいは {...} と中括弧で囲む。